多良間島 宮古島と石垣島の間にある絶海の孤島

沖縄県
多良間村
塩川
仲筋






交通





多良間島





2019.02.17

宮古島の西67km、石垣島の北東35kmにある隆起サンゴ礁の島で、今なお隆起している。北側の標高34mの八重山遠見台を最高点とした円形の平坦な地形で、南へのなだらかな傾斜は沖合い300〜1000mまで延びるサンゴ礁へ続く。島の北寄りにほぼ一体化した仲筋・塩川の2集落があり、住宅や主要施設はこの地区に集中している。この周辺にみどころや史跡も多い。島全体によく整備された圃場がひろがり、ほぼ一直線の農道が島中央部を東西に走っている。主産業はサトウキビ栽培で、単位面積収穫高は沖縄一を誇っている。このほか肉用牛の生産も行われ、のどかな牛の放牧風景も見られる。島の海岸線を防潮林取り囲み、集落の抱護林御嶽を取り巻く森など貴重な植物群落が多い。また、民俗芸能が継承され、なかでも琉球王朝文化の流れをくむ豊年祭「八月踊り」(国指定無形民俗文化財)は、今や多良間島でしかみられない組踊りが奉納されるとあって注目を集めている。(「シマダス」参照)

宮古島空港(左) 前泊港(上)

宮古製糖多良間工場(上)
多良間島の町並み
スーパーマーケットとコープが向かい合う島の中心(左)
多良間島の町並み
丸宮レンタカーは民宿でもある
多良間島の町並み
鉄筋コンクリート造の民家
昭和34年に襲った宮古島台風によって宮古島同様に木造民家が激減したのであろうか
多良間島の町並み
石垣石塀もあまり見られない
多良間島の町並み
多良間島の町並み
フクギの屋敷林
多良間島の町並み
多良間島の町並み
嶺間部落公民館(上9
ピィトゥマタウガン。塩川字の八月豊年祭を催す場所。祭りではここを出発して地区内の核御嶽を参拝し、豊年の感謝と祈願を捧げた後、ここに戻って余興を演じる。(左)
多良間島の町並み
多良間島の町並み
遠見台より水納島(みんなじま)を臨む
水納島は有人島であるが定期船がない。この日のような天候ではチャーター便も出ない。
参考資料 リンク
多良間村

参考文献