金城 世界遺産首里城に上る石畳の町並み

沖縄県
那覇市
首里金城町1,2,3




交通

市内バス石畳前下車





金城町





2006.12.22
金城町は世界遺産首里城の山の南斜面に広がる城下町である。一番下の金城橋から首里城にいたる石畳道は尚真王の時代のものと思われ、約400年近く、ここを人と馬が往来してた。もともとは、首里から王家の別荘である識名園へ続く通路として造られた王道で、南部の農村地帯と首里とを結ぶ主要な道でもあった。使われている石は琉球石灰石で、両側の宅地の石垣にも用いられている。首里城周辺は戦災ですべて焼き払われてしまっているため、石垣以外には戦前のものはない。
首里城の山と反対側の斜面から金城町を見る。中心の坂道が石畳の道。(上)

石畳下の金城橋付近から石畳の坂道を見上げる。(左)
金城町の町並み
石畳の石は琉球石灰岩でできている。石畳に落ちた雨水は特別に加工された土床により、吸水、浸透、ろ過される。また瓦れき、砂利等を敷くことにより、スーフカと呼ばれる用水溝に注がれ、村井(ムラガー)へと誘導される。

村井(ムラガー)(左上)
復原された民家
等高線に沿った道。左側が谷で右側が山方向。各家は高い石垣に囲まれている。(左)

石畳を見下ろす有名なアングル。(下)

内金城御嶽の大アカギ。樹齢200年といわれる。(右上)

首里城久慶門(上)
参考資料 リンク
那覇市

参考文献
『図説 日本の町並み12 南九州編』 太田博太郎他 第一法規
『歴史の町並み 中国・四国・九州・沖縄編』 保存修景計画研究会 NHKブックス
『日本の町並みU 中国四国九州・沖縄』 西村幸夫監修 平凡社