石垣川平 景勝地川平湾を臨む赤瓦とサンゴ塀の村

沖縄県
石垣市
川平




交通






祖納





2012.01.22
那覇から411km、日本列島・琉球弧の南端にある石垣島は、沖縄最高峰・於茂登(おもと)岳(526m)の南側に平野が広がり、北部には20kmにわたる半島が連なっている。年平均気温24.2℃、市街地周辺には伝統的な景観を形作る建物も多数あるほか、エメラルドグリーンの海、コバルトブルーの空に温暖な気候など、石垣市はこれらの恵まれた自然風土と格調高い伝統文化を誇る地域の中心都市である。

川平集落は、石垣島随一の景勝地である川平湾を臨む東向きの緩い斜面に広がった集落。海岸から坂道を登っていくと整然と屋敷が配され、一番上に宮島御嶽(うたき)の森がある。屋敷はサンゴ石が積み上げられた塀で囲まれ、赤瓦を載せた寄棟平屋建て。時代が遡ると思われる家屋は、分棟とせず規模大きな長方形で、後ろに角を出すL字型平面を呈す。
有名な川平湾。訪れた朝は土砂降りであったが、それでも青々としていた。(上)

東向きの緩い斜面上に集落が形成されている。(左上)

坂道の町並み(左)
 
サンゴ石の塀に囲まれた川平の屋敷構え。 
ブロック積みの倉庫
集落最上部の屋敷
宮島御嶽
宮島御嶽の拝殿
参考資料 リンク
石垣市

参考文献
『日本の町並みU 中国四国九州・沖縄』 西村幸夫監修 平凡社