慶留間 中国と那覇を行き来する進貢船の船乗りの集落

沖縄県
座間味村
慶留間
阿嘉





交通







慶留間


阿嘉




2014.01.25



慶良間諸島は、近世において中国と那覇との間を行き来する進貢船の重要な中継地だった。周辺には暗礁、岩礁が多いため、それらの船には航路に詳しい地元慶良間の船乗りが多く雇われたという。慶留間島(げるま)唯一ある集落は、唐船時代の船乗りの里として発達したところで、当時の船頭屋敷高良家が残されており往時の様子を伝えている。一方、第二次世界大戦末期には、米軍の上陸直後に島の住民の過半が集団自決したという悲しい歴史がある。
集落としては慶留間島の町並みが見どころである。船頭屋敷高良家の切石積の石塀や素朴な珊瑚礁の石塀などの向こうに赤瓦の家々が佇む。沖縄戦でも破壊されなかった家が多く、古き琉球を味わうことができる。阿嘉島・慶留間島・外地島は平成10年に橋で結ばれた。
平成10年に阿嘉島と慶留間島を結んだ阿大大橋から阿嘉港を臨む
慶留間の高良家
慶留間の高良家
切石積の造形が大変美しい

慶留間の高良家

慶留間の町並み
慶留間の町並み(左)

阿嘉の町並み(下)
 
参考資料 リンク
座間味村

参考文献