岡山
奉還町
戦災と非戦災地区に跨った旧山陽道の商店街

岡山県
岡山市
奉還町1~4





交通
JR山陽本線岡山駅西口下車






岡山奉還町





2018.02.16
岡山市奉還町は、岡山駅の西側にある、旧山陽道(旧西国街道)にあたる通り。646年1月の大化の改新によって交付された班田収授の法を行うため、農地を碁盤の目のように区画する条里制が整備された。現在の奉還町商店街通りは、この時に整備された条里制の条の中でも、特に基準となった重要な線の跡と考えられている。明治4年の廃藩置県の後、一部の氏族が家禄奉還金を元手に、萬町を西に出た旧山陽道沿いに商店街を形成した。
岡山の中心市街地は、第二次世界大戦時にことごとく戦災を受けているが、旭川の中島町と北部出石町、そして西部の奉還町4丁目付近に戦災を免れたエリアがある。奉還町商店街は、JR山陽本線から西へ向かって約700mほどつづくが、アーケードの形が切り替わる3丁目あたりに戦災地区と非戦災地区の境目があると思われ、町並みの形態が変化しているのが面白い。
奉還町1丁目の町並み
奉還町商店街アーケードの東側の入り口
奉還町2丁目の町並み
基本的に戦後系の看板建築が並ぶ
奉還町2丁目の町並み

奉還町2丁目の町並み
奉還町2丁目の町並み
奉還町2丁目の町並み
奉還町2丁目~3丁目の町並み
ここでアーケードと沿道の建物の形態が変わる。

奉還町3丁目の町並み
奉還町3丁目の町並み
アーケードの北側に平行する飲食店街(上)

奉還町3丁目の町並み(左上、左下)

奉還町4丁目の町並み(上)

奉還町4丁目の非戦災地区の町並み
参考資料 リンク
岡山市

参考文献