猿沢 共通した意匠で統一感のある出羽街道の宿場町

新潟県
村上市
(旧朝日村)
猿沢





交通







猿沢





2012.08.18
猿沢は、新潟県下越地方の県境に近い、村上から庄内へ抜ける出羽街道の宿場町として栄えた山裾の集落である。集落の中央を流れる水路を挟んで、切妻妻入りの町並みが形成されている。小屋の軸組を表した妻面の意匠が印象的で、軒は出が深く出桁造りとなっている。破風には唐草模様を彫り込むなど、周囲の集落と比較して装飾的要素が多い。この集落では、新築でもこれらの伝統的意匠を継承しているため、統一感が保たれており美しい町並みとなっている。
切妻平入りの民家
真壁の意匠と出桁造りの屋根が特徴。雪国らしく玄関にはガラスの覆いがある。
猿沢の町並み
猿沢の町並み
猿沢の町並み
道幅が広く中央に水路がある。
猿沢の町並み
切妻妻入りの屋根のリズムが美しい
猿沢の町並み
猿沢の町並み
猿沢の蔵
参考資料 リンク
村上市

参考文献
『日本の町並みV 関東・甲信越・東北・北海道』 西村幸夫監修 平凡社