別所 塩の道旧千国街道 長野県境に近い山村集落

新潟県
糸魚川市
(旧能生町)
別所





交通







別所




2005.08.15
糸魚川から姫川沿いに松本へ向う旧千国街道(松本街道)は、塩を山国である信州へ運んだことから「塩の道」と呼ばれていた。旧街道は国道148号線に重なって南下し、根地(根小屋)で国道と別れ峠越えに入る。いよいよ新潟長野県境を越えようとするところに別所集落がある。
近くの山口集落は旧千国街道の関所があったところで塩の道資料館がある。集落としてはあまり見るべきものはないが、別所にはトタンカバーながら屋根の高い民家がまとまって残っている。民家は、本ぐしの寄棟で、煙出しか明り取りの開口が屋根の側面に設けられている。
この集落のさらに奥に旧千国街道沿の大久保という集落があるが、現在は家屋が殆ど無くなっていた。
草屋根は一軒も残っていなかったのは残念だが、トタンカバーの民家は残っている。棟の形状とサイドの開口が特徴。
この民家は、前面に2階建ての中門が付き四方に下屋が増築されていた。

この民家も前面に下屋が張り出している。屋根の中央を切りあけて窓を増設している。養蚕対応か後年のものか。棟には本グシが載っている。

石垣の坂道を下りて行くと民家があった。
左右でトタンの葺き方が違うが、なぜ?
腐りが激しい北面を先に葺いて後から南面を葺いた?
別所集落から山越えにかかる。糸魚川方面は平地の田園が広がる。
草屋根を落とした民家だろうか。
旧千国街道は別所集落までは広い道路になっている。
参考資料 リンク
糸魚川市


参考文献