村上 陸海交通の要衝として栄えた河岸段丘上の城下町

新潟県
村上市
小国町
大町
寺町
庄内町
三之町






交通

JR羽越本線村上駅下車徒歩





村上




2005.08.14
中世末まで、市街地の南側の臥牛山に本荘城があり、慶長3年(1598年)村上義明が移封して村上と改称、元和4年(1618年)に入封した堀直寄が本格的な城下町建設を行った。村上は、出羽街道、三国街道中通り、北国街道浜通りが集まる陸上交通の結節点であり、北前船の寄港地でもあった。
町並みとしては特筆すべきグレードでは残っていないが、城下町としての武家屋敷、寺町、町人町が1セットで味わえるのは貴重な存在である。武家屋敷は三之町にある若林家住宅(重要文化財)など保存公開されている。寺町は、町人町である大町と小国町から見ると裏手にあって、土蔵造りの寺院や料亭建築が見tられる。町人町は小国町から大町、庄内町にかけて古い町並みが見られる。越後では切妻妻入の町家が基本であるが、ここ村上では平入が多いのも特徴の一つである。
三之町に保存されている旧若林家。
三之町に保存されている銀行建築
小町から曳家保存さ寺明治期の銀行建築。
大町の町並み
洋風近代建築が角に建っていたがタイル剥離でネットがかけられていた。
大町の町並み
伝統的な町家と看板建築が混ざる町並み
三面川の河岸段丘上にある寺町
寺町の町並み
割烹料亭の「吉源」(登録文化財)
寺町の町並み
本堂が土蔵造りという珍しい浄念寺(重要文化財)

寺町の町並み
様式不明?旧大衆食堂満末
小国町の町並み
小国町の町並み
日本最北端のお茶「九重園」
小国町の町並み
参考資料 リンク
村上市


参考文献
『日本の町並みV 関東・甲信越・東北・北海道』 西村幸夫監修 平凡社