龍田 斑鳩の里 龍田神社の門前に開かれた市場町

奈良県
斑鳩町
龍田




交通

JR大和路線
王寺駅下車バス利用





西里



2005.09.03
世界遺産法隆寺のある斑鳩町は、歴史的な景観と豊かな自然に恵まれた農村である。その法隆寺参道の入口から大阪へ向かう街道の旧道沿いに街村の集落がある。古くは龍田神社の門前に開かれた市場で栄えた町並みのようで、近世は城下町でもあった。
町並みを構成する古い町家は、江戸時代末期から明治・大正期に建てられたもので、大和路らしい本瓦、つし二階の塗籠造り、太い格子が特徴で、中には大和棟の民家も見られる。
割と道幅が広い旧街道沿いの町並み。直線的で緩やかな起伏が町並みに奥行きを与えている。

龍田神社(上)

中には大和棟の町家も見られる。(左)
太い格子はここが大和路であることの証。

屋根は本瓦が多く、1階の屋根は軒先でムクリが付いている。

町並み西よりの町並み
西の端部で旧街道は鈎型に折れて新道と合流している。
町並みは新道と合流した後も西へ続いている。
町並みの王寺寄り、竜田川橋の袂の信貴山屡昆沙門天道。
参考資料 リンク
斑鳩町

参考文献
『日本の町並みT 近畿・東海・北陸』 西村幸夫監修 平凡社