下市 多種多様な町並みが見られる吉野の商都

奈良県
下市町
下市
本町




交通

近鉄吉野線
下市口よりバス





下市




2012.06.17
 下市町は、吉野川支流の秋野川と丹生川の流域を占める農林業の町。吉野川の南岸、大峰山登山口、登山道に沿いに市場町として木材の集散地として発展した市場町で、元禄年間(1688〜1704年)には「下市札」が発行され、日本最初の手形といわれている。それほど、地域の産業を背景に商業活動が活発であった。
 町は平坦な土地を埋め尽くすほどで、秋野川沿いの家々は崖家造りで川に張り出している。本町地区では料理旅館弥助周辺に料亭建築がいくつもみられ、かつての遊里の様相を呈している(遊郭であったかは定かではないが)。その範囲は川沿いに至るまで比較的大きい。また、本町から上流方向に行くと昭和初期に建てられたと思われるような洋風の町家も現れ、多様な町並みが見られ見ごたえがある。
下市本町の町並み
下市本町の町並み
料理旅館弥助周辺には料亭建築が集まっている。かつての遊里なのか。
下市本町の町並み
料理旅館弥助
下市本町の町並み

丹生川沿いの崖家造りの町並み(上、左上)

街道沿い八幡神社前の洋風建築(左下)
丹生川の崖家造り
丹生川の崖家造り
下市地区の町並み
参考資料 リンク
下市町

参考文献