名柄 シークエンスの変化が楽しめる金剛山麓の宿場町

奈良県
御所市
名柄





交通







名柄




2005.09.04
名柄は大阪府と奈良県の境界にあたる金剛山地の東麓に位置する。河内から水越峠を越えてくる水越街道と金剛山地の麓を南北に走る名柄街道が交差している所にある宿場町が名柄である。
名柄の町並みは南北の名柄街道に沿って形成されている。旧街道はアップダウンしたり折れ曲がったりしていおり、沿道の民家も切妻平入りを基本としながら、大和棟や入母屋、つし二階・二階・平屋と様々なので、揃っている町並みというよりはシークエンスの変化が印象的な町並みである。
水越峠からの道は二股に分かれて名柄街道と2ヵ所で交差しているが、その一つの交差点に重要文化財の中村家住宅と造酒屋が構えている。中村家住宅は、慶長年間に建てられた町中で一番古い建物で、代官屋敷だったという。
名柄北部の町並み。アップダウンと折れ曲がるシークエンスが印象的である。(上、左)

中央部に龍正寺(上)、長柄神社、本久寺が集まっている。

龍正寺前の交差点付近の町並み。(左、上)
沿道の民家の形態は様々。大和棟が数軒見られた。
旧名柄街道(画像の通り)と旧水越街道との交差点近くには大きな民家が建っている。
旧水越街道の町並み
両旧街道の交差点付近。手前の建物は造酒屋で奥に見えるのが重文中村家住宅。
南部の町並み
南部の町並み
参考資料 リンク
御所市

参考文献