伊豆七条 新旧の長屋門がそろう大和盆地の環濠集落

奈良県
大和郡山市
伊豆七条町




交通






伊豆七条




2012.06.17
 大和盆地には200近くの環濠集落があったといわれる。環濠集落の成立は応仁の乱の前後、社会情勢が不安定となる15世紀に生まれている。もとは、奈良盆地は東大寺や興福寺、摂関家などの庄園であったが、中世になって一乗院、大乗院の勢力を背景とする興福寺の衆徒国民が豪族化し、庄園を支配するようになった。彼らの動きが、それまでの散村の形態を環濠という特殊な集落形態に変容させた。
 集落内の民家は、大和棟が多かったが現在では見られないものの、長屋門は多くが残っており、新しい門も鉄筋コンクリート造であるが、出し桁などの形態を合わせている。
伊豆七条集落
この農業用水は環濠の一部なのであろうか
伊豆七条集落の町並み
伊豆七条集落の町並み
伊豆七条集落の町並み
伊豆七条集落の町並み
鉄筋コンクリート造の長屋門?
軒高さや出し桁の表現など、新旧が良くそろっている
伊豆七条集落の町並み
門は立派な木が使われている。
伊豆七条集落の町並み
参考資料 リンク
大和郡山市

参考文献
『図説 日本の町並み7 近畿編』 太田博太郎他 第一法規