生駒 大阪の商売の神様 宝山寺参道の町並み

奈良県
生駒市
本町
山崎新町
仲之町
門前町





交通







生駒本町



生駒門前町





2007.08.04
生駒市は奈良県大阪府の県境である生駒山地の東山腹にある真言宗宝山寺(生駒昇天)の門前町として形成発展した。江戸時代宝山寺は商売の神として大阪庶民の信仰を集めた。京都の皇室や江戸の将軍家、郡山藩主の柳沢家からの祈願もあり、聖天信仰の霊場として名高い。また、門前町は生駒新地といって遊里としても名高く、参道にお茶屋(料理屋・旅館)が建ち並んでいて現役で営業されている。
近鉄生駒駅前から参道が始まっている。本町には木造三階建ての旅館風の建物や酒屋、公衆浴場などのあって生駒新地の始まりを予感させてくれる。山崎新町からクルマが入れない石畳の坂道がはじまり、ひたすら登っていく。仲之町は今では住宅が多く石畳も改修されている。門前町界隈は、センターの参道と両サイドに一本づつ道が分かれていて、それぞれに料理屋や旅館が建ち並んでいる。ところが、ケーブルカー駅近くとセンターの参道以外は廃業している建物も多い。界隈を歩いて一つ一つ建物の意匠を見ていくと、それらが紛れも無く遊里に建てられたものであることがわかる。
近鉄生駒駅を降り、本町の参道に入った直ぐのところにある木造三階建て。
本町の酒屋
参道の西側に怪しげな一角が・・・
山崎新町付近の旅館

山崎新町から石畳が始まりひたすら上っていく。(上)

仲之町の町並み(左上)

門前町のメインストリートの一本東側の通り。(左)

ケーブルカーの駅(上)

門前町のメインストリートの一本東側の通りには寂れた旧旅館建築が残っている。(左、左上)

門前町のメインストリートの一本西側の通り。(上)

メインストリートに面した丸窓のある建物(左上)

参道最後の町並み(左)

宝山寺参道U左)

宝山寺直下から奈良盆地方向を眺める(上)
参考資料 リンク
生駒市

参考文献