松浦飛島 かつては二千人が暮らしていた炭鉱の島

長崎県
松浦市
今福町
飛島免





交通
殿ノ浦港・今福港より旅客船





飛島





2019.10.20
松浦市今福港の北方約5kmに位置する島。第三紀層上に火山岩が覆う地質である。元寇襲来戦場になったと伝えられる。島の若宮神社は享保元年(1716)の創建といわれる。寛政年間(1789-1801)頃より石炭の採掘が始まり、昭和14年には島の東部で本格的に炭鉱が開発された。本土から眺めると、炭鉱時代の面影を残すボタ山が今なお静かにそびえ立っているのがわかる。戦後の石炭産業最盛期には年間10万tを出炭、昭和35年には人口2,023人を数えたが、同44年閉山し、現在は80人わずかに上回る程度にまで激減している。まきあみや一本釣など漁業を主体とする島である。(「シマダス」参照)
福島から眺めた青島
右手にボタ山が見える
今福港・鷹島殿ノ浦港との間を旅客船が航行している。
飛島の町並み
島の西岸に小さな集落が一つある
飛島の町並み
炭鉱の最盛期には二千人が暮らしていたそうだが、今では2ケタ前半。
飛島の町並み
飛島の町並み
飛島の町並み
小さな集落のわりに商店が一軒あった。
飛島の町並み
飛島の町並み
集落は島の南側に距離を置いてのびていて、このさらに先に炭鉱跡のボタ山がある。炭鉱の閉山が昭和44年だというから、炭住などの施設があったのかもしれない。
参考資料 リンク
松浦市

参考文献
「シマダス」日本離島センター