壱岐大島 対馬や朝鮮への中継地でもあった壱岐の大島

長崎県
壱岐市
郷ノ浦町
大島





交通
壱岐島郷ノ浦港より旅客船





壱岐大島





2019.11.04
郷ノ浦湾沖に浮かぶ3つの有人島「渡良三島(わたらみしま)」のうちでもっとも大きい島。この3つの島は、郷ノ浦湾を強い北西風や高波から守る重要な役割を果たしている。大島神社の石づくり五重層塔には享保年間の碑文がある。明治・大正期には、対馬や朝鮮に渡る船の風待ち・潮待ち港としてにぎわった。対馬海峡防備のため、太平洋戦争前の昭和12年には旧陸軍の大島砲台構築されている。漁業が主な産業だが耕地もよく拓けている。大島海水浴場はプライベートビーチの雰囲気があり、風光明媚な自然とともに今後の島のセールスポイントだ。鳥の声を聴きながら松林を抜け磯で水遊びをする。そんな贅沢な散策が似合う島。平成11年3月、長島との間に「珊瑚大橋」が完成した。(「シマダス」参照) 船を降りた途端にオジさんにつかまった。奥さんの実家に越してきて3年だという。半農半漁の島。漁業は潜水漁が稼ぎがいいようで、農業は米が中心だが、棚田はほとんど荒れ放題。集落は一カ所に比較的集まっているが、丘の上に続いている。 島の人口はいっときは300人だったそうだが今は半分だろうとおっしゃっていた。 船が出て行くと港には人っ子ひとり居なくなる。離島らしい離島。
壱岐大島の町並み
渡良三島への渡船は郷ノ浦港から1日4便が往復する。
漁港近くの集落(左)。
壱岐大島の町並み
集落は台地上が主で港近くにはあまり家が密集していない。
壱岐大島の町並み
埋め立てられた入江跡の周りの家々。
壱岐大島の町並み
港を臨む斜面地の集落。
壱岐大島の町並み
壱岐地方は棚田が多くみられるが、棚田のように宅地の石垣が築かれている。
壱岐大島の町並み
壱岐大島の町並み
壱岐地方は主屋の傍らに隠居屋が建つのが特徴。
壱岐大島の町並み
台地上に家々が点在する。

壱岐大島の町並み
壱岐大島の町並み
参考資料 リンク
壱岐市

参考文献
「シマダス」日本離島センター