原島 古い港が残る台地上に広がる農漁村集落

長崎県
壱岐市
郷ノ浦町
原島





交通
壱岐島郷ノ浦港より旅客船





原島





2019.11.04
郷ノ浦湾沖に浮かぶ3つの有人島のうちの1つ。玄武岩からなる低平な島。古くは「春島」とも表記されていた。島内には原島大明神を祀る原島神社がある。漁業が主体だが、ハウス栽培など施設園芸も盛んになってきた。また自生するスイセンは原島スイセンとして根強い人気がある。島の南側は大小の瀬があり船釣りの好ポイントである。近年、島へのUターンが多く、渡良三島の中では唯一人口が増加、子供の数も増えている。(「シマダス」参照) 「はるしま」と読む。長島と架橋の計画があるようだが進んでいない。島には「悲願」と書かれたポスターがあったが、あまり意味ないだろう。 港には集落がない。丘の上に上っても大してない。島反対側の先に家々が集まっており大きな家も目立つ。その先に小さな入江があった。そこが古い港だった。とても美しい入江。 民家は古いものはない感じ。軒先に手の込んだ、二重庇の家が多い。これは長崎県の離島で共通する特徴。 石垣がきれい。農村のようだが、漁業の方が主だと言っていた。

原島(はるしま)への渡船は壱岐島郷ノ浦港から大島・長島・原島との間を1日4往復している。
原島の町並み
港周りには家はなく、すべて台地上にある。港から上っていくと家が見えてくるが、分散していて集まっていない。
原島の町並み
原島の町並み
原島の町並み
家々は耕地と混在していて集まっていない。中心地らしい場所がなくちょっと不思議。
原島の町並み
港から遠ざかるにつれて家々が密集してきた。
原島の町並み
原島の町並み
原島の町並み
島の中心は現在の港とは真逆の位置にある古い港に近いエリアであった。商店もあり集落中心であったことがわかる。
原島の町並み
古い港(上)。石積みの防波堤が残っていた。
原島の町並み
参考資料 リンク
壱岐市

参考文献
「シマダス」日本離島センター