田口 西洋式星形城郭跡と面影を残す城下町

長野県
佐久市
田口





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田口





2019.04.27

旧臼田町(現佐久市)田口は龍岡城下町から発展した集落である。龍岡城は、旧竜岡藩主松平氏がその居城として築いたもので、元治元年(1864年)3月着工、慶応3年(1867年)竣工した。明治4年龍岡藩の廃藩にともない廃城となり、建物も一部を除いて撤去されたが、石垣や堀は築城当時の状態をとどめている。西洋式城郭の星形の城郭は、函館の五稜郭と同様であって、城郭史上特異な位置を占めているばかりでなく、幕末における海外文化の移入のあとを示すものとして歴史上価値のある遺跡である。
一方、城下町の跡にあたる田口集落には、龍岡城の北の入口を示す桝形が良好な状態で残っている。町並みは、明治期以降のものと思われるものの、塀や門などに城下町の面影を今に伝えている。

龍岡城址(上)
五稜郭より古い西洋式星形の城郭(上)。
城下町の北辺に位置する桝形が残る(左)。

田口の町並み
田口の町並み
田口の町並み
田口の町並み
田口の町並み
田口の町並み
田口の町並み
田口の町並み
田口の町並み
田口の町並み
田口の町並み
参考資料 リンク
佐久市

参考文献