松本城北 北アルプスの見え隠れする城下の町並み

長野県
松本市
城西1
丸の内
城東1
北深志1,3



交通

JR篠ノ井線松本駅

国道143号線中央1




城西



城山公園



城東



旧善光寺街道




2004.02.11
松本城の北、西、東は武家屋敷跡の住宅地と旧街道沿いに特色ある町並みを見ることができる。それらの町並みの背景には常に雄大な北アルプスや美ヶ原の山並みがあり、山都松本らしさを感じることができる。
また、松本は個人病院が多い町としても有名である。洋風など、ちょっと目を引く立派な建物の多くは個人病院で、町のどこを歩いていても見かけるのである。中でも圧巻なのが、松本城の東側の外堀に面して競うように建ち並ぶ個人病院の町並み。どれも堀端の風景にマッチした前庭と門を持ち、互いに違った様式を採用している。
松本城のすぐ西側の一角で見かけた住宅。和風玄関と洋風応接間を持った木造2階建ての住宅が並んでいた。分譲住宅だったのだろうか。
松本の市街地中心部から北東へ延びる常念通りは旧糸魚川街道。
常念岳をランドマークに道が作られたのであろうか。
常念通りの商店。
完璧なシンメトリーの蔵造り商家「板井商店」

城山はかつて松本城の出城があった山。近代、松本で最初に整備された公園で、展望台からの北アルプスを背景にした安曇野、中信高原の山々を背景にした松本市街の展望は絶景である。
北アルプスは乗鞍岳から白馬三山まですべて眺められる。眼下は安曇野平野と奈良井川。運良く天気が良くて山が見えても午後には曇ることが多いので、松本に着いたら真っ先に訪れたい場所だ。
開智学校は女鳥羽川沿いに建っていた建物を松本城の北側に移築保存したもの。
明治9年(1975)設計者立石清重

擬洋風建築の小学校の代表事例(国重要文化財)
松本城の北側は丸の内と呼ばれる武家屋敷街だったところ。今でも大きな屋敷が見られる。
旧善光寺街道は松本城に突き当たり、東側を折れてまた北上する。
丸の内から信州大学のキャンパスの辺りまで、漆喰系の町家が残る町並みが見られる。
旧安原町の和菓子屋店。
2階の窓のうち交差点に近い一箇所だけ三角の小屋根が付いている。交差点を意識したデザインは今も昔も変わらない。
旧善光寺街道の町家。
シンメトリー+ナマコ壁+2階の大きな窓が松本の商家の特徴。

城東町の外堀に面する個人病院が建ち並ぶ町並み。
赤い屋根の西洋館は宮島医院 大正12年(1923)。母屋と対照的に、塀が和風なのと別館が和風なのが面白い。
上條医院の洋風建築。
参考資料 リンク
松本市

参考文献