若穂川田 コの字の線形が残る北国脇街道の宿場町

長野県
長野市
若穂川田



交通
長野電鉄信濃川田駅下車徒歩






若穂川田




2009.08.23
若穂川田という集落は、北国脇街道・松代道の松代城下を出て最初の宿場町であった。
現在は国道403号線から大きく外れた田園の中であり、不自然にコの字に曲がる道路が通っており、そこに大きく古い民家が建っている。訪れた人は「こんな場所に宿場町があったのか」と思われるであろう。コの字の街道が折れた二ヶ所には秋葉社が祀られており、中央の広い道幅はかつて真ん中に水路が通っていたからである。
川田宿宿割絵図 元文4年(1739年)
北国脇街道に設けられた川田宿は、典型的なコの字形を示し、本町通りの中央に本陣、両端に秋葉社が祀られている。宿出入口に口留番所、一里塚跡も残り、由緒ある高札場とともに古い宿場町の面影を留めている。(左)

本陣と問屋を務めた西澤家(下)

立派な長屋門を兼ねた蔵を通り側に配するk田村家(上、左上、左)

道幅の広い本町通りにはかつて中央に水路があった(下)
 

コの字の折れ点に祀られた秋葉社 
参考資料 リンク
長野市

参考文献