伊那八幡 秋葉街道を分岐する遠州街道の宿場町

長野県
飯田市
八幡町




交通
JR飯田線伊那八幡駅下車





伊那八幡





2012.07.29
 飯田市は伊那盆地南部、天竜川の河岸段丘上に発達した商業都市。江戸時代堀氏などの城下町、三州街道の宿場町から発展した。昭和22年(1947年)の大火を契機に碁盤目状の町が整備された関係もあり、中心市街地に古い町並みがあまり残っていない。一方、飯田市街の郊外の松尾地区八幡町は、飯田城下で三州街道から分岐した遠州街道の最初の宿場町であり、歴史的な町並みが良く残されている。町並みを構成する建物は本卯建や海鼠壁の土蔵造りなどの立派な商家が多く、かつての繁栄ぶりを伺うことができる。現在の国道151号線にあたる通りは大正期に整備されたようで、こちらにも戦前の商店街の町並みが見られる。町の中ほどに鳩ヶ峰八幡宮があり、その前から秋葉街道が分岐していて、古き道標も残っている。
旧伊那八幡宿の町並み
本卯建の商家が2棟残っている。そのうちの一棟。
旧三州街道阿智宿の町並み
旧伊那八幡宿の町並み
通の両側に古い町並みが残っているエリア
旧伊那八幡宿の町並み
本卯建と海鼠壁の蔵などが連続する。
旧伊那八幡宿の町並み
本卯建の商家
旧伊那八幡宿の町並み
海鼠壁の蔵
鳩ヶ峰八幡宮の前でT字状に秋葉街道を分岐している。その道標も残っている。
秋葉街道沿いの町並み
大正11年に整備された現在の国道151号線にあたる大通りとの交差点に旧銀行のような洋風建築がある。
秋葉街道沿いの町並み 
国道151号線の町並み
大正11年に整備された大通り。
参考資料 リンク
飯田市

参考文献