飯田
仲ノ町
谷によって大火を免れた遊里と住宅街

長野県
飯田市
馬場町
仲ノ町





交通
JR飯田線飯田駅






飯t田馬場町


飯t田仲ノ町





2017.08.06
飯田は、伊那谷の南部、天竜川とその支流である松川・野底川に挟まれた河岸段丘上に形成発達した商業都市である。中心市街地は、13世紀に飯田城が築かれ、江戸時代には飯田藩の城下町として、また三州街道の宿場町として栄えた。近代以降は、製糸・木工・精密機械工業で発展した。
城下町として形成発展した飯田の中心市街地は、1947年(昭和22年)に発生した大火でほとんどを焼失しているが、谷を挟んだ北東側の台地上は大火を免れている。台地の先端付近にはかつて二本松遊廓(飯田遊廓)があった場所で、中心繁華街である銀座からそこへ通じる途中には夜の飲食店街が形成されていた。谷に南面する斜面には、崖屋造りの木造3階建てが並ぶ「くつわ小路」という町並みが残っているほか、台地上の馬場町通りにも遊里の面影が残っている。しかし、残念ながら二本松遊郭時代の建物は解体されている。
一方、台地の縁を通う馬場町通りからもう一本入ると仲ノ町という住宅地となる。大火に遭っていない飯田市内の住宅地の町並みが残されている。
東中央通りの通う谷を越えて馬場町・二本松・仲ノ町の台地を見る
東中央通りの通う谷を越えて馬場町・二本松・仲ノ町の台地を見る
木造三階建てが並ぶんでいるのが「くつわ小路」

東中央通りの町並み(左上)
台地と台地の間の谷(左下)
くつわ小路への入り口(上)


馬場町くつわ小路の町並み
この先に二本松遊郭があることからブルーラインだったのかも

馬場町の町並み

二本松遊郭のあった辺りの町並み
仕出しセンターがあった(上)

仲ノ町の町並み
仲ノ町の町並み
参考資料 リンク
飯田市

参考文献