椎葉
不土野
日本で最後まで焼畑農業が続いていた山岳集落

宮崎県
椎葉村不土野
神輿
尾後崎
寺床
菅の迫

春の平
桑の木平



交通





不土野




1995.09.09
 椎葉とは、宮崎県北西部、耳川上流域にあたる九州山地を指す地域である。近世、南の米良荘とともに人吉藩相良氏の支配下にあったが、外部との接触がほとんどない典型的な隔絶山村であった。椎葉村は耕作面積が村の1%にも満たず、農林業の兼業農家が多い。1960年(昭和35年)に耳川上流に九州電力が日本最初のアーチ式上椎葉ダムを建設し、日向椎葉湖ができた。村の西側は九州山地の主稜線で、椎葉越という峠を越えると熊本県八代市泉町(旧泉村)五家荘に通じる。
 不土野地区は椎葉村の中でももっとも奥にあたる地域である。東西に伸びる日向椎葉湖に面する谷の斜面は比較的緩やかなため、北斜面にも南斜面にも集落が点在している。最奥の水無川谷の神輿集落には、わが国の山岳集落で行われていた焼畑農業を今でも続けている農家が一軒残っている。

椎葉村際奥の神輿集落
神輿集落
日本で最後の現役焼畑農家
椎葉村の民家(民宿焼畑)
部屋が一列に並び山側は全て収納になっている
尾後崎集落
主屋と付属屋が等高線に沿って一列に並ぶ。
菅の迫集落
寺床集落
菅の迫集落
桑の木平集落
春の平集落
春の平集落
宮崎県椎葉村と熊本県五家荘との境である椎葉越より椎葉村不土野地区を見下ろす。
参考資料 リンク
椎葉村


参考文献