米良
狭上
米良神楽で有名な狭上稲荷を守る一軒集落

宮崎県
西米良村
狭上




交通





狭上




2003.04.23
 米良荘は九州山地南東部、一ツ瀬川の上流域一帯を指す地方称で、現在の宮崎県西米良村、西都市東米良地区・寒川地区辺りをいう。谷が深く平地が無いため、集落は尾根の緩斜面を見つけるように形成されている。
 米良荘は現在宮崎県だが、かつて人吉藩(熊本県)に属し、菊池(米良)氏がまかされて支配していたから、昭和18年に米良街道が高鍋へ開通するまでは熊本県との関係が密接であった。いまでも村内で済まない買い物は熊本県湯前へ出るようである。
 米良荘では伝統芸能の夜神楽が毎年12月に催される。九州山地では高千穂の夜神楽が有名であるが、米良神楽はあまり知られておらず素朴で、村の各所で順番に行われる。狭上稲荷大祭は最初に行われる場所で、村所から細い山道でひと山越えてようやく辿りつく場所にある。1軒の社務所をかねた民家があり、人が住んで稲荷を守っていた。
狭上へ向かう途中からある集落を見る。山の天辺の集落である。
狭上稲荷の参道。いくつもの鳥居をくぐって辿りつく。
狭上稲荷

狭上稲荷
狭上稲荷の社務所をかねた民家。5,6年前まで藁葺き屋根だったそうだ。旅番組の一コマのように、縁側に座ってお茶と漬物を頂いた。
民家の前の農園。この風景からいかに人里はなれた場所か分かるであろう。
狭上稲荷に向かう山道沿いの民家。
狭上稲荷に向かう山道沿いの民家。
参考資料 リンク
西米良村

参考文献