油津

宮崎県
日南市
油津




交通








2003.04.24
油津は、藩政時代は飫肥杉の積出港として栄え、現在でも日南海岸では第一の漁港・商港である。堀川橋や石積の護岸を今に残し、ゆっったりと流れる堀川運河とその東側に残る賑わいし頃の旧港町の遺構が見所である。なんとも良い感じの堀川橋を中心とした港町の佇まいからは、大正から昭和初期にマグロ景気で繁栄した近代の港町を感じることができる。
杉村金物店は明治から続く商家であるが、現店舗は昭和7年に店舗兼住宅として建てられた銅版貼り外装の木造3階建て建築。大正から昭和初期にかけてのマグロ景気で油津がたいそう繁栄したことを物語る(登録有形文化財)。前面が国道で、大型トラックが頻繁に行き交うため、落ち着いて眺めながら歩けないのが少々残念であった。(上、左)
大正10年に河野家の倉庫として建てられた赤レンガ倉庫。左手奥は杉村金物店で同じく3階建ての赤レンガ倉庫を併設している。(いずれも登録有形文化財)
堀川運河にかかる堀川橋。明治36年に飫肥の名石工によって完成された。映画「男はつらいよ〜寅次郎の青春偏〜」にも登場した油津のシンボル。(登録有形文化財)
堀川運河沿いの石積の護岸。写真の階段は映画のラストシーンのロケ場所。
港町の町中に建つ古い商家 京屋酒造本店。この建物の向かいに旧河野家住宅(登録文化財)がある。写真右手路地を抜けると港に出る。
海岸地区の石倉倉庫。
参考資料 リンク


参考文献