陸前大島 丘陵に点在する赤と黒の集落 東北地方最大の島

宮城県
気仙沼市
要害






交通





陸前大島






2018.07.01
宮城県北東部の気仙沼湾内、本土から航路距離7kmに位置する東北地方最大の島。島内には縄文時代の磯草貝塚や浦の浜遺跡があり、『三代実録』(901年)や『延喜式』(927年)に大島神社が記されている。古くは「薬師島」いわれた。海岸線は出入りが激しく、北部には235mの亀山がそびえており、全島が一望できる。風光明媚な自然は陸中海岸国立公園と海中公園に指定されている。亀山リフト、国民休暇村のプールやキャンプ場、海中公園のグラスボートなどの観光施設も整備され、多くの観光客が訪れる。周辺の海は水産資源に恵まれ、沿岸漁業とワカメ・カキなどの養殖が盛んで、基幹産業となっている。(「シマダス」参照)
陸前大島(気仙沼大島)は、2019年に念願の架橋工事が完了し本土と陸続きとなる。大島は、震災の時孤立した経験から、架橋工事は急ピッチに進められてきた。大島は、震災前までは宮城県北部の観光地のひとつとして人気があったが、震災後に訪れる人は減ってしまったという。名物だったカキの養殖などが一時できなくなったり、フェリーの運航再開もしばらくしてだった。架橋によって島が賑わうことはいいことであうが、離島としての魅力がやや薄れてしまうのは致し方ない。
陸前大島と2019年開通予定の大橋
陸前大島は離島ではなくなる。
大島南部の横沼地区
大島南部の横沼地区
木材を竪に並べて壁構造のようになった板倉
気仙沼周辺で共通して見られる
大島南部の要害地区
大島南部の要害地区
大島南部の要害地区
島の集落の瓦は赤が多く黒が混ざる
大島中央部の長崎地区
大島北部にそびえる亀山から南方を眺める(上)

大島北端に位置する外浜地区
大島北端に位置する外浜地区
大島北部の磯草地区

磯草地区から見た気仙沼とフェリー(左)
休暇村(上)
参考資料 リンク
大船渡市

参考文献