丸森 阿武隈川水運の大舟小舟積替え港として栄えた町

宮城県
丸森町
本町
横町





交通
阿武隈急行鉄道丸森駅よりバス利用





丸森




2005.09.13
宮城県の角田盆地は、阿武隈高地の北端、阿武隈川下流部に沿う沖積平野で300mほどの丘陵に囲まれている。その最南部にある丸森の町は、水量の多い阿武隈川の直ぐ近く、江戸時代の水運の要地であった。
阿武隈川には河港の名残はないがライン下りの船着場がある。町並みは海鼠壁の蔵造りが点在するもので、軒を連ねる状態ではもはやない。かつての繁栄振りをうかがいしることが出きるのは「齋理屋敷」と呼ばれる郷土館である。齋理屋敷は、江戸時代から昭和にかけて七代続いた豪商、齋藤家の屋敷で、代々の当主が齋藤理助を名乗ったことから齋理と呼ばれるようになった。呉服・太物の商いから、養蚕、味噌醤油の醸造など幅広い商売を手がけて栄えたが、第二次大戦後に店を閉じた。現在、蔵の郷土館として、豪商の暮しぶりを物語る豪華な調度品や、商売の道具など様々な品を展示している。
滔々と流れる阿武隈川。雨で水量が増えていた。この橋(先は角田方面)の袂にライン下りの船着場がある。
角田本町の町並み。
角田横町の町並み
右側の店蔵が齋理屋敷。
齋理屋敷
水運の河港として栄えた丸森の繁栄振りが、この豪商の佇まいから感じることができる。現在、町の資料館。
本町の町並み
通りに面する看板外壁の後ろには蔵がある。
横町の町並み
横町の町並み
横町の町並み
横町の町並み
本町裏の町並み
表側に店蔵、裏側に収納蔵が並ぶ。
参考資料 リンク
丸森町


参考文献