鳥羽 大阪〜江戸航路の風待港で発展した街

三重県
鳥羽市
鳥羽2





交通
近鉄志摩線鳥羽駅下車
JR参宮線鳥羽駅下車







鳥羽





2015.12.29


三重県東部、伊勢湾口に位置する。鳥羽は、古くは泊浦(とまりのうら)と呼ばれ、水深も深く波も静かな天然の良港の鳥羽港を中心に市街が発展した。平安時代には橘氏が領し、16世紀後半の九鬼喜隆の築城以後は九鬼水軍の拠点であった。近世は鳥羽藩の城下町で、大阪〜江戸航路の風待港としても栄えた。稲垣氏3万石の城下として明治維新をむかえたが、港の機能は引き継がれ、商港・漁港として、また第二次世界大戦中は海軍の要港として発展した。(「世界百科事典第二版」参考)
本町通り(旧鳥羽街道)に面して歴史的な町並みが良く残されている。1階の雨除け庇は伊勢ならではの様式だが、家屋は切妻平入りで、伊勢でよく見かける切妻妻入で下見板張りという様式の建物は無かった。本町通りと平行した一本北側の大里通りは、夜の飲食店街になっており、一角に連騰的な町家が残っている。それはかつての遊郭に端を発しているようだ。
鳥羽本町通りの町並み
鳥羽本町通りの町並み
鳥羽本町通りの町並み
鳥羽本町通りの町並み
鳥羽大里通りの町並み
鳥羽大里通りの町並み
鳥羽みなとまち文学館

鳥羽大里通りの町並み
宮瀬家住宅
鳥羽大里通りの町並み

鳥羽大里通りの町並み
かつての鳥羽市遊郭。それらしき建物も数棟残っていた。

 
参考資料 リンク
鳥羽市

参考文献