菅島 わが国最古の煉瓦造灯台がシンボルの島里

三重県
鳥羽市
菅島町





交通
鳥羽佐田浜港より市営定期船利用







菅島




2016.06.05


鳥羽港の東0.8km、標高237mの大山を中心とした東西に長い島。大半が山地で、家屋は島の北側一カ所に集中する。弥生式土器や須恵器が出土、『吾妻鏡』や『神鳳抄』にも島の名がみえる。漁業就業者が約40%、旅館・民宿などの観光業約40%となっている。水産業は沿岸小規模漁業で一本釣りや海女漁、冬期にはノリ・ワカメ養殖が主となる。洋式灯台の草分けと言える日本最古の菅島灯台や、海女が雌雄のアワビの初獲りを競う「しろんご祭」など、島の素朴さと自然景観、海の幸を求める観光客で通年賑わう。(シマダスより)
菅島集落は、同じ鳥羽諸島の中でも答志島や坂手島に見られるような伊勢型の古民家は少ない。そういう意味では集落景観として物足りないが、伝統的な町並みが濃い伊勢地方でなければ評価は高いであろう。
菅島の町並み
漁港周囲の景観
菅島の町並み
最も奥の深い谷沿いの集落
菅島の町並み
寺の前だけ道路幅が広がっていた

菅島の町並み
一階廻りはモルタル系の壁に覆われているが、入母屋屋根+下見板張りの民家もわずかに見られた。

菅島の町並み
最奥部から振り返って港方向を見る
菅島の町並み
もう一つの谷間の集落

菅島の町並み
最奥部の集落が面的に広がり、両側の斜面に駆け上がっていた。


菅島の町並み
斜面上の集落

菅島の町並み
斜面上の集落(上)

菅島灯台
伊勢湾の入口は海上交通の激しい所であり、明治6年に洋風灯台が建てられた。
港近くの丘上に建つ小中学校には、菅島灯台のデザインが取り入れられていた。灯台が島のシンボルなのであろう。
参考資料 リンク
鳥羽市

参考文献
「日本の島ガイド シマダス」(日本離島センター)