伊勢内宮
門前
本物とテーマパークが相乗効果でにぎわう門前町

三重県
伊勢市
宇治中之切町
宇治今在家町




交通

JR参宮線伊勢市駅下車、近鉄鳥羽線伊勢市駅下車バス利用






伊勢内宮門前




2008.12.26
2015.06.05
伊勢神宮は天照大神を祀る内宮と、衣食住・産業の守護神豊受大神を祀る外宮からなり、起源は五世紀末と推測されている。もともと伊勢の地方神であった伊勢神宮は、大和朝廷と伊勢国が関係を深めるに伴い地位を確立し、やがて内宮の門前町=宇治、外宮の門前町=山田、伊勢神宮の外港=大湊、神社(かみやしろ)=河崎といった集落が形成された。そして「おかげ参り」といった庶民の集団参宮のアクセスルートである伊勢街道は山田から古市を通って宇治で終点となる。
内宮の門前町は通称「おはらい町」といい、浦田町から宇治橋にかけて約800mの町で、両側には神宮関係の建物や商家、旅籠が並んで参拝客でにぎわった。現在は地元住民に行政が支援し、町並み整備が進むとともに、赤福本店前に「おかげ横丁」という明治期の伊勢をイメージした町並みテーマパークがつくられている。本物の町並みと違和感なく連続するので、相乗効果で観光客には人気のスポットとなっている。
伊勢神宮内宮

五十鈴川の流れはとても美しい
五十鈴川の対岸から見たおはらい町(上)

おはらい町の町並み(左)
おはらい町の町並み

赤福本店
この前にテーマパークの「おかげ横丁」がある。
おはらい町の町並み
おはらい町の町並み
おはらい町の町並み
参考資料 リンク
伊勢市

参考文献
『日本の町並みT 近畿・東海・北陸』 西村幸夫監修 平凡社