西舞鶴 城下町ではじまり廻船業で栄えた港町

京都府
舞鶴市
竹屋
寺内
紺屋



交通

JR舞鶴線西舞鶴駅下車徒歩




西舞鶴



1996.09.21
2005.10.08
若狭湾のリアス式海岸の入り江にある舞鶴市は昭和18年に旧舞鶴市(西舞鶴)と旧東舞鶴市(東舞鶴)が合併して生まれた。西舞鶴の城郭の形が鶴の舞う姿に似ていることから舞鶴城とも呼ばれ地名の起源になったという。西舞鶴は、中近世の城下町で京極氏、牧野氏が支配した。城下西寄りを流れる高野川河口の竹屋町は廻船業を中心とする港町として栄えた。川の東岸は小舟を横付けする石垣と蔵が並んでいたが、現在は護岸が改修されたため面影が薄れている。表通りには格子と漆喰の平入の町家が軒を並べている。
また、川の西側は山沿いの寺や神社の前に形成された門前町である。享保12年(1827年)に大火を経験しているため、その後の町並みと言われている。門前町は遊郭が形成されている場合が多いが、朝代神社前にはかつての遊郭の後が見られ、桂林寺の前には現在の遊郭が見られる。

国道175号線沿いのオール黒漆喰の町家。(左上)

国道175号線北側の町並み。(上)

竹屋町表通りの町並み。明治3年建造の渡邉家住宅(国登録)。江戸末期に廻船問屋を営んでいた旧家。
竹屋町の町並み。

竹屋町の町並み。近代洋風建築が見られる。
竹屋町の町並み。

寺町の町並み。

朝代神社前の旧遊郭。
参考資料 リンク
舞鶴市


参考文献
『図説 日本の町並み7 近畿編』 太田博太郎他 第一法規