佐敷

熊本県
芦北町




交通








2003.04.22
出水を出て、熊本県に入り水俣の町を抜ける。水俣はいわゆる企業城下町で、工場で潤った一方公害問題も抱えてしまった町である。ちょうど夕刻の退社ラッシュの渋滞に巻き込まれ、ノロノロと走りながら水俣の町並みを除いてみたが、昭和の町並みが見られそうであった。水俣の市街を抜けると斬新な形態の建築が現れた。平成16年春に開業する九州新幹線の新水俣駅である。次回は九州新幹線に乗って、企業城下町水俣を訪れたいと思う。
さらに鹿児島街道を北上し芦北町に至る。佐敷駅付近の商店街を走ったが古い町並みはない。おかしいと思いきや、佐敷で分岐する人吉街道沿いの方に駅から離れたところに佐敷の町並みはあった。佐敷は、南北朝時代に城下町として、以後は交通・軍事の要衝の位置から宿場町・在郷町として発展した。町並みは城跡のある丘陵と佐敷川との間に形成されており、街道と直交する通りからは、一方に山頂に構えた城跡の石垣、一方に川が見える。古い建物としては、土蔵造りや洋風の商店が数棟残っていた。
見上げると町並み背後の丘陵の頂きに、城跡の石垣が見える。
旧人吉街道(薩摩往還)の町並み。
土蔵造りの町家が残っている。
洋風の商店、看板建築も見られる。
参考資料 リンク


参考文献