原水 3km以上にわたって続く武家屋敷の町並み

熊本県
菊陽町
原水




交通
JR豊肥本線原水駅





原水





2016.02.28

菊陽町原水は田園の中に一直線に続く集落で、鉄砲小路と呼ばれる。江戸時代初期、熊本府周辺の用地に仕立てられた防衛的性格をもった集落で、肥後入国時の細川藩主忠利によって寛永12年(1635)から翌年にかけてつくられた。この地は熊本城から見た鬼門の市にあたり、外部の侵略から熊本城下を守るために整備された。他にも同時期に、熊本市内の平山、黒石、楡木、麻生田、兎谷、保田久保などに「新地鉄砲者」や「地筒」と呼ばれる農兵が仕立てられていたとされている。(「熊本県観光サイトなごみ紀行」参考)
通りの北側にのみ形成された集落は、3km以上にわたりつづくもので、生垣が壮観である。なぜこのような直線形状になるのか、片側だけなのか、北海道の屯田兵村や新田集落とも異なる独特な形態である。
原水 鉄砲小路の町並み
原水 鉄砲小路の町並み
原水 鉄砲小路の町並み
原水 鉄砲小路の町並み
屋敷の間口は15間程度という
原水 鉄砲小路の町並み
原水 鉄砲小路の町並み
湯島の町並み
壁面に富士山の絵が描かれた民家
原水 鉄砲小路の町並み
道路を挟んだ南側は農地。作業小屋が並んでいる。
 
原水 鉄砲小路の町並み
参考資料 リンク
菊陽町

参考文献