沖ノ島
古屋野
沖ノ島 石垣で築かれた姫島を臨む集落

高知県
宿毛市
沖の島母島
古屋野





交通
宿毛片島港より定期船






沖ノ島古屋野





1995.09.14
宿毛市の西南約24km、黒潮おどる太平洋に臨む島。標高404mの妹背山が最高点で、全島花崗岩に覆われている。かつては段々畑が天まで届いていた。現在は沿岸一本釣漁業が主体だ。近年フィッシング、ダイビングなどのマリンスポーツが人気を集めている。中世から弘瀬が土佐領、母島が伊予宇和島領に属していた。土予国境争いを経て、万治2年(1659)幕府の裁定で土佐側の主張通り国境が確定した歴史を持つ。明治7年高知県に編入される。『今昔物語』に妹背島伝説があり、夢と歴史とロマンの島である。(「シマダス」参考)
豊後水道の入り口にあり、黒潮がぶつかる孤島。島自体が花崗岩でできており、急斜面にふんだんな花崗岩による石垣によって宅地が造られた集落である。古屋野地区は島の西側(九州側に開いた入江の斜面に形成された密集系集落。隣の母島(もしま)地区と同様に、石垣から長い石が突出しその上に束を建て干棚(ひだな)と呼ばれるテラスが造られており、狭い敷地を有効に活用しようとしているところが特徴である。神社の一直線の参道は、海の向こうの姫島を目指している。

古屋野の町並み

古屋野の町並み
古屋野の町並み
古屋野の町並み
参考資料 リンク
宿毛市

参考文献