沖ノ島
弘瀬
沖ノ島 冬の西風と戦うのっぺらぼう集落

高知県
宿毛市
沖の島
弘瀬





交通
宿毛片島港より定期船






沖ノ島弘瀬





1995.09.13
2017.07.16
宿毛市の西南約24km、黒潮おどる太平洋に臨む島。標高404mの妹背山が最高点で、全島花崗岩に覆われている。かつては段々畑が天まで届いていた。現在は沿岸一本釣漁業が主体だ。近年フィッシング、ダイビングなどのマリンスポーツが人気を集めている。中世から弘瀬が土佐領、母島が伊予宇和島領に属していた。土予国境争いを経て、万治2年(1659)幕府の裁定で土佐側の主張通り国境が確定した歴史を持つ。明治7年高知県に編入される。『今昔物語』に妹背島伝説があり、夢と歴史とロマンの島である。(「シマダス」参考)
豊後水道の入り口にあり、黒潮がぶつかる孤島。島自体が花崗岩でできており、急斜面にふんだんな花崗岩による石垣によって宅地が造られた集落である。弘瀬地区は島の西側(九州側)を向いた開けた斜面上にある。冬の西風は強烈で、民家は妻面を海に向け窓を造らないのが伝統様式。そらに外壁や瓦を塩水から守るためであろう、耐水性の優れたペンキで塗り固めており、日本とは思えないカラフルな集落景観を形成している。22年を挟んで訪れたが、ペンキの色が結構変わっており面白かった。
沖ノ島弘瀬 1995年

沖ノ島弘瀬 1995年

沖ノ島弘瀬 1995年

沖ノ島弘瀬 1995年

沖ノ島弘瀬 1995年

沖ノ島弘瀬 1995年
沖ノ島弘瀬 2017年
沖ノ島弘瀬 2017年
参考資料 リンク
宿毛市

参考文献