六角橋 戦前から発展した二つの顔を持つ商店街

神奈川県
横浜市
神奈川区
六角橋1





交通
東急東横線白楽駅下車




六角橋





2014.12.06

六角橋商店街は、横浜市内で戦前から続く代表的な商店街の一つ。旧綱島海道沿いの東横線白楽駅から六角橋交差点に至る約500mのメインストリートと一本入った300mのアーケード街からなる。歴史的には旧綱島街道を往来する農民を相手にした商店街として生まれたようであるが、戦前からの商店街が戦後闇市として発展し、現在の形態となった。現在は、近くにある神奈川大学(旧横浜専門学校)の門前町として学生がひっきりなしに往来しており、賑わいをみせている。
町並みとしての特徴は二つの通りで対照的な顔を持っていることである。旧綱島街道のメインストリートは、抜け道としてもクルマの往来が多く、学生を中心とした歩行者も大勢いで活気に満ちている。面する店舗建築は戦後の看板建築といったところ、昭和レトロな学生の街の商店街といった景観である。そして、もう一つが西側を平行しているアーケード街であり、歩行者専用の路地にバラック建築が並び簡単な屋根が架かった、いわゆる「戦後の闇市系バラック街」だ。そして、二つの通りに直交する通りにも飲食店などが並んでいる。闇市系の商店街は今でも各所に残っているが、徐々に失われつつある中、質も量も高い貴重な存在であるといえよう。
旧綱島街道沿いのメインストリート。500mつづく直線的な商店街 

通りの間に顔を出す銭湯。どうして銭湯というのはこうやって奥に構えているのだろうか(上)

銭湯裏の飲食店街(左上)

アーケード街「仲見世通り」の北の入り口(左)
アーケード街に面する建物群を裏から見ると、いわゆるバラック建築。

アーケード街の町並み
天井が木造のところもある(上)
看板が古いままでレトロ感満載!

  

アーケード街の町並み
トイレが所々にある(上)

アーケード街の町並み
裏から見たバラッグ建築
 

六角橋交差点から二つの商店街の入り口を見る
旧綱島街道の商店街メインストリートの町並み
参考資料 リンク
横浜市

参考文献
ふれあいの街・六角橋商店街