大船 工場と撮影所で賑わった昭和戦後の町並み

神奈川県
鎌倉市
大船1





交通
JR東海道線大船駅下車





大船





2017.05.21


大船は、鎌倉市の北西部に位置する鎌倉市内の町。柏尾川下流の平野に広がる米作地帯であったが、1888年に東海道本線の大船駅、翌年に横須賀線が分岐開業。以降、国鉄、電気機械、化学などの工場が進出、1936年東京蒲田より松竹撮影所が移転し、駅東側に住宅地と商業地が形成さていった。1995年、松竹大船撮影所の一部にテーマパーク・シネマワールドが開設されたが、1998年に閉鎖され、撮影所自体も2000年に閉鎖、鎌倉女子大学大船キャンパスとなっている。
駅前の商業地を歩く。一見して戦後とわかるモルタル系看板建築や小規模なビルが建ち並ぶ商店街。面白いのはその裏町で、夜の飲食店街が形成されていて、住宅地を侵食するように拡大している。撮影所なき今、やや寂れ感が感じられるものの、昭和戦後の面影を残している。
大船駅前
大船駅前の大船仲通商店会(左、下)

大船仲通商店会
仲通りから一歩入ると飲食店街
飲食店が集まっている船和センター(左)

船和センター

船和センター前の大船おでんセンター(上)
飲食店が住宅地に侵食している
旧松竹撮影所に向う通り
今でも松竹前という交差点があり、商店が集まっている
参考資料 リンク
鎌倉市

参考文献