生麦 鶴見川河口に形成された旧東海道沿いの漁村 

神奈川県
横浜市
生麦




交通

JR鶴見線国道駅下車



国道15号線



生麦



2002.06.04
2010.07.10

 
生麦はもとは旧東海道沿いの漁村であった。大正13年にキリンビールが工場を建てたのをきっかけに、京浜工業地帯の一角を形成。1862年の薩英戦争の発端となった「生麦事件」の地であり、国道15号線沿いに碑が立っている。海岸沿いは舟屋集落が若干見られる。木の束をたくさん立てて水上に建つ小屋は、現在、護岸整備によって僅かしか残っていない。(2010年現在で護岸工事は完成し残っていない)
JR鶴見線は、東海道本線(京浜東北線)鶴見駅より分岐し、京浜工業地帯への労働者を運ぶ線で、国道駅は鉄筋ンコンクリートのアーチの連続するガード下に店が入る寂れたレトロ空間。ドラマのロケ地としても使われている。駅入り口前の通りは旧東海道で、沿道には出桁造りの民家もまだ残っている。

JR鶴見線鶴見駅ホーム(上)
鶴見線はすべて無人駅で基本的に工場労働者しか乗らないため、鶴見駅構内であるにも関わらず鶴見線ホームに入る所に改札がある。



JR鶴見線国道駅(左上、左)
ガード下の空間は、昭和戦後から時間が止まっている。映画のセットのような場所。
 
国道駅の鶴見川側の入口。前の通りは旧東海道。
鶴見川の舟屋の風景。2002年に見られたこの風景も2010年時点では無くなっていた。(2002年)  

旧東海造沿いの生麦の町並み 
旧東海造沿いの生麦の町並み
古い町家と思われるが、駐車場になっていた。
鶴見川沿いの集落
鶴見川から路地に入ったところ(2002年)
戸袋をウロコ調の銅板で造った、やや古い民家が残っていた。(2002年)

集落内の稲荷神社(2010年)

集落内にあった銭湯。(2002年)
生麦の旧東海道沿いの町から京急生麦駅へ向かう途中、国道15号線沿いに古い建物が残っている。
結構大きな銭湯「朝日湯」(左上、上)
かつては銀行?のような洋風建築(左)
 
参考資料 リンク
横浜市

参考文献