三崎 三浦半島先端にある太平洋岸有数の漁港

神奈川県
三浦市
三崎1,2,3,4




交通

京浜急行三崎口駅下車バス利用






三崎





2008.04.19
三崎は三浦半島南西端にある太平洋岸有数の漁業基地である。おもにカツオ・マグロの遠洋漁業とサバ・アジ・イカの沿岸漁業の漁港である。鎌倉時代は武士・公家の清遊地、源頼朝が好んだ桜の御所(本端寺)、桃の御所(見桃寺)、椿の御所(大椿寺)の三崎三御所が残る。江戸時代は東京湾防備の拠点として番所・台場が設置された。港の向こう側には城ヶ島があり、外海から守られた自然の良港を形成している。
京浜急行の終点、三崎口駅からバスで15分。毎週末には海の幸を求めた観光客らで賑わっている。港の周りには料亭や和食堂が立ち並んでおり、人気店には長蛇の列だ。港から横須賀方面に向う三崎街道は商店街を形成しており、江戸東京近郊ならではの出桁造りのほか、銅板貼りの壁、土蔵造り、塗籠造りなど外装不燃化を図った伝統的な民家が多く見られる。そのたたずまいは港町らしく、神社や寺、坂道、歓楽街など場所場所に特徴があって歩いて楽しい街である。
バスが展開するロータリーに面する町並み。木造三階建て、銅板貼りの町家などが面する。(上)

大型の料亭旅館である三崎本館。この裏手の通りにも和食店が軒を連ねている。(左)
 

神社への参道。遊里っぽい建物も見受けられた。(上)

神社の参道入口から旧三崎街道の商店街へ抜ける通り。クラブやスナックの建物が集まっていた。(左上、左)

商店街に見られる建物。銅板、石貼り、漆喰塗籠、看板建築など、江戸東京らしい外装不燃化を図った建物が見られる。

外装の石は伊豆のまだら石であろうか。(上)
なぜかシンメトリ(左右対称)の建物が多い。
モダンな看板建築と石蔵

この一角は遊里だったと思われる。旅館やそれらしき建物が見られた。
商店街の裏通り。夜の飲食店が見られた。
参考資料 リンク
三浦市

参考文献