川崎 戦後カフェーの面影を残す旧東海道の宿場町 

神奈川県
川崎市
川崎区
南町




交通

JR根岸線京浜急行線新子安駅
京浜急行線子安駅下車


国道15号線



南町
旧東海道を江戸から六郷川(多摩川)を渡ると川崎宿である。旧宿場は川崎都心地区の中にすっぽり包括されているため、当時の面影はまったく感じられない。
旧宿場町の北半分は吉原(東京)や金津園(岐阜)などと並んで有名な「堀の内」よ呼ばれるソープ街である。一方、南半分にあたる南町(旧街道と国道15号線との間)は明治以来遊郭に指定されていたが戦災を受け、戦後はカフェー街として復興した。南町の中でも駅から遠い南部エリアには店舗も少なく、マンションなどの住宅街となりつつある。そんな中に、カフェー街時代の建築が割と残っている。都心部とは思えない不思議な空間である。
看板建築であるが、近代的な表現の中に和を持ち込んでいる。
この家は1階の側面にたくさんの扉がついていた。
舗装もされていない路地にもカフェー街の町並みが残っていた。
2階のバルコニーに特徴的な表現。
2階のバルコニーに特徴的な表現。かつての遊郭への意識からか、和風を意識したデザインが多いように思える。
参考資料 リンク
川崎市

参考文献
『赤線跡を歩く』 木村聡 自由国民社