関内 みなと横浜発祥の地 居留地から官庁・ビジネス街へ

神奈川県
横浜市
中区
日本大通
海岸通
北仲通
本町1、2、3





交通

JR根岸線関内駅下車


国道15号線




関内
横浜の本牧台地と野毛山台の間を流れる大岡川沿いの地域をいい、かつては入り江で洲干湊と呼ばれていた。横浜開港の頃は、神奈川運上所(後の横浜税関)、改所、外国人用物揚場、波止場などを中心とした御役宅、外国人居留地があった。
その後、近代化の中で横浜の官庁街、ビジネス街という都心として発展した。しかし、街の中心が横浜駅や桜木町・MM21に動いておりビジネス街としてはさびれてきた一方、近代建築が多く残っている。MM21新都市の誕生以来、じっくり行ってきた道路整備や景観修景などの都市整備はようやく完成し、関内は近代建築の保存再生を図った歴史ある街として、都市散策の楽しい場所となっている。
海岸通りの日本郵船ビル。昭和11年。16本のコリント式オーダー列柱が美しい建物。
本町3丁目の交差点は横浜の金融街。その代表である横浜銀行協会(昭和11年)。
「ジャック」の愛称を持つ横浜開港記念会館(大正6年)。
15年のほど前の新港埠頭から見た横浜税関。運河は汚かったが、港の雰囲気が色濃く残っていたあのころ。
現在の横浜税関。海岸線は道路が取り付き、かつての臨港線は遊歩道化して山下公園へと導く。「クイーン」の愛称を持つ塔をもつ税関の建物は一部現代的な建築が増築され保存再生が図られた(昭和9年)。
「キング」の愛称を持つ塔を中心に備える神奈川県庁本庁舎(昭和3年)。
日本大通には戦前からの建物がいくつか見られる。その内の一つ「横浜商工奨励館」(昭和4年)は、隣接する横浜市外電話局(昭和4年)とともに保存再生された。
参考資料 リンク
横浜市


参考文献