与論島 戦後の観光ブームで脚光を浴びた奄美の楽園

鹿児島県
与論町
朝戸
麦屋


茶花





交通






与論島





2016.03.19
鹿児島県の最南端に位置する与論島。「よろんとう」は通称で正式には「よろんじま」という。鹿児島から南へ約590km、沖縄本島最北端の辺戸岬から北へ21kmに浮かぶ隆起サンゴ礁の島。サトウキビ、野菜、花き栽培、肉用牛飼育が営まれている。最高所は97m、中心集落に茶花を始め9つの集落がある。高度成長期後の昭和40年代後半から島を訪れる若者が増加し、現在でも年間8万人が 、島の美しい自然を満喫しているという。(「シマダス」参考)
かつては琉球の一部だった与論島だが、薩摩藩に属した後は鹿児島県となった。琉球として沖縄と同じ文化を形成しつつも、以降異なる発展を遂げたため、沖縄とは似ているところもあれば違うところもある。それが与論島の面白いところだと思う。例えば、赤瓦が無い、RC造民家が少ない、高床式倉庫が残るなど。
麦屋にある与論民族村
民間人が始めた民俗村。高度成長期の観光ブームによって島が変わり始めたことに危機感を持ち、農具などの収集を集めたという。創設50周年を迎えた。

民俗村の民家(上)
サトウキビを搾る農機具(左上)
伊波の石塀(左下)
東の町並み
島東部の中心市街地。商店や旧ホテルが建つ。
朝戸の町並み
草屋根の高床式倉庫が残っていた
朝戸の高床式倉庫
城(ぐすく)の町並み
珊瑚石の石塀
城(ぐすく)の町並み
高床式倉庫の残る屋敷
城(ぐすく)の町並み
高床式倉庫が残る。上部は改修されているもので、奄美大島でも良く見かけるもの。高床式倉庫は沖縄ではもう見られない。
古里の町並み
茶花の市街地の町並み
島の中心市街地。昭和40年代に島が栄えた名残を感じる。
茶花の町並み
トタン系屋根が与論民家のスタイル
茶花の町並み
コンクリート系民家も見られるところが沖縄本島から近い証
よろん焼の窯元
空港近くにあるプリシアリゾート
バブル期に人気を博した
参考資料 リンク
与論町

参考文献