種子梶潟 海際に並ぶ瓦屋根と板壁の姿が美しい島里

鹿児島県
中種子町
坂井
梶潟





交通





梶潟

坂井





2019.04.12

中種子町は、鹿児島県大隅半島南端から約40kmの海上にある種子島の中央部に位置する町。東西を海で挟まれ、ゆるやかな丘陵をなし、温暖で多雨な亜熱帯気候に恵まれていることから古くから農林業、水産業などの第1次産業が基幹産業となっている。中でも農業が主で、サトウキビ、サツマイモを中心に畜産・園芸を取り入れた複合経営を営み、農家所得は県上位を占める。熊野海岸のまぶしいほどの白い砂と青い海、太平洋の荒波で浸食された奇岩や洞窟の点在する犬城海岸の景観は抜群。元大関若嶋津関のふるさとでもある。
南種子町は、九州の最南端佐多岬から南東約40kmにある種子島の南端に位置する町。
起伏の多い丘陵地で中央台地は海抜200m程度、極めてゆるい傾斜の畑地が多い。東海岸を中心に大きな河川がそそぎ、河川流域には水田が開けている。天文12年(1543)、日本に初めて鉄砲が伝来した門倉岬と、わが国唯一の実用衛星の打ち上げ施設・種子島宇宙センターが隣接する新旧科学発祥の地である。そのほか日本最古の文字「山」が発見された遺跡や、日本最古の赤米が現在まで栽培されている神社などもあり、歴史と文化が共存する町でもある。最古の文字「山」が発見された遺跡や、日本最古の赤米が現在まで栽培されている神社などもあり、歴史と文化が共存する町でもある。(「シマダス」参照)
中種子町の西海岸を空路より眺める
基本的に丘陵地が続き島全体が農地の印象。
梶潟集落の町並み
中種子町坂井の西海岸にある小さな集落。漁村であろうが、集落としては丘陵地のほうへ延びていた。
梶潟集落の町並み
梶潟川に沿って形成された集落。海の向こうには屋久島が横たわる。
 
梶潟集落の町並み
梶潟集落の町並み
梶潟集落の町並み
津波が来たらやばそうなくらい海際であり、防波堤も低い。
梶潟集落の町並み
入母屋屋根、桟瓦葺、板壁が特徴。破風のところが板壁でふさがれている。
梶潟集落の町並み
梶潟集落の町並み
海岸のごろた石を積んだと思われる石垣。
岩岡集落の町並み
梶潟の隣の集落。港に鉄筋コンクリート製の商店があった。

坂井集落の重文・古市家住宅(上)
南種子町に広がる水田(左)
種子島宇宙センター
JAXAの施設はロケット発射台などの重要施設以外、敷地内にフリーに入れるのには驚いた。
参考資料 リンク
中種子町

参考文献