善通寺 門前町と軍都として形成された遊里と町並み

香川県
善通寺市
善通寺町1,2,3,4,5,6,7
南町1,2,3






交通

JR土讃線善通寺駅下車






善通寺町



南町



2005.01.22
2009.05.06
香川県西部、多度津と琴平の間にある真言宗総本山善通寺の門前町。善通寺は813年(弘仁4年)空海(弘法大師)が創建した寺で、境内には江戸時代に再建された堂塔が立つ。四国八十八か所の第75番札所として参拝客が多い。赤門筋は仏具店・旅館が並び門前町を形成しており、その背後には飲食店街となっている。一方、1896年(明治29年)第11師団がおかれた軍都であり、第二次世界大戦後は自衛隊の駐屯地となった。善通寺北側に存在した善通寺町遊郭は、軍人のためにできた様なものであり、「全国遊郭案内」によれば昭和5年時分で貸座敷11軒、娼妓は70人居たという。
旧善通寺町遊郭には今でも妓楼建築が残っており、赤門筋周辺にも古い建物による味わい深い路地が見られる。自衛隊駐屯地は広々としたところで、煉瓦造の建物が多くあって美しい。

善通寺の北側にあった旧善通寺町遊郭。丸窓や欄干、タイル張りのモダンは建物も見られ、遊里時代の面影を残している。 

善通寺二丁目にあったカタパン屋で、店内のショーケース。ともにとってもレトロ。
洋風近代建築の銭湯「大正湯」。外壁が総折板貼りになってるのが残念であり斬新であり・・・。 
大正湯前から善通寺五重塔を臨む。
善通寺6丁目の町並み。遊里っぽい建物に囲まれた路地空間。
善通寺
善通寺山門前の木造アパート建築
自衛隊駐屯地の赤煉瓦建築
参考資料 リンク
善通寺市


参考文献
『日本の町並みU 中国四国九州・沖縄』 西村幸夫監修 平凡社