讃岐広島 廻船業から始まり採石業で栄えた島里

香川県
丸亀市
広島町
江の浦
立石





交通

丸亀港よりフェリー、高速船






広島江の浦


広島立石





2016.01.10
広島は、丸亀市の北12.5kmの海上にあり、塩飽諸島の中で最大の面積をもつ。戦国時代末期、長宗我部氏に敗れた香川一族と長尾一族の落人が住みついたのが始まりとされ、本島と同じく人名の島でもあった。主要産業は採石業で、島の南西部で古くから花崗岩の青木石が採掘されている。また、沿岸漁業に加えて、フグなどの養殖漁業もなされるようになった。
丸亀港から高速艇で20分、近づくと島全体が岩盤でできていることが判る。岩が随所に露出していて高木がない。島の民家は、瀬戸内海で良く見る屋敷全体を建物や塀で囲んだ形式であり、本瓦葺きが特徴。集落の山際には石垣を築いた大型の屋敷が散見される。特に、立石地区の旧尾上家住宅は、江戸時代に廻船業で財を成した家柄であり、塩飽大工と呼ばれた人たちの建築技術が随所に発揮された見事な民家である。
広島立石の町並み
広島立石の町並み
旧尾上家住宅
広島立石の町並み
旧尾上家住宅
広島立石の町並み
広島立石の町並み
旧尾上家住宅
広島立石の町並み
広島立石の町並み

広島の丁場(左上、左下)と青木石のモニュメント(上)
丁場(採石場)の近くには積出用の護岸がある
広島江の浦の町並み
奥に見えるのは王頭山(312m)
広島江の浦の町並み
広島江の浦の町並み
広島江の浦の町並み
参考資料 リンク
丸亀市

参考文献
「日本の島ガイド シマダス」(日本離島センター)