苗羽 黒板壁が連続する醤油醸造で栄えた小豆島の町

香川県
小豆島町
苗羽
馬木




交通






苗羽



馬木




2012.05.03
苗羽は小豆島の南東にあり内海湾に面する醤油の町。小豆島の醤油は、関東の野田や銚子とともに有名で、その歴史は古く寛政年間(1789年〜1801年)末期に高橋文右衛門が商品化に成功し、大阪に出荷したのが始まりと伝えられている。その後、次第に島内の醸造家は増え、天保3年(1832年)には醤油醸造家組合が結成されるようになった。明治年間になると大小400戸に達するほどに隆盛したが、現在は大手のほかの蔵元は数を減らしている。
内海湾に沿った道の両側にマルキン醤油をはじめとする醤油蔵や醸造所が建ち並び、黒板壁と漆喰の白壁、コンクリート壁の独特な町並みをつくっている。また、隣の馬木地区では商店や旅館が連なる町並みもみられる。
マルキン醤油のコンクリート製の建物
マルキン醤油
苗羽の料亭らしき建物
マルキン醤油裏の住宅地
マルキン醤油裏の住宅地 
苗羽地区の地なりにある馬木地区の町並み(上、左)
参考資料 リンク
小豆島町

参考文献
「図説 日本の町並み10 四国編」第一法規