観音寺 燧灘に注ぐ財田川河口に面する水産業都市

香川県
観音寺市
観音寺町





交通
JR予讃本線観音寺駅下車徒歩






観音寺




2007.02.08
2007.03.01
四国霊場八十八カ所第69番札所である七宝山観音寺のある観音寺町は、香川県西部瀬戸内海燧灘に面する水産業都市である。古くは城下町であり江戸時代は瀬戸内の漁業と商業で栄た。市街地は、三豊平野を流れる財田川と一の谷川の河口に挟まれた細長い土地に形成されており、先端の細い部分に港がある。港近くには魚市場、水産加工工場、製氷会社が集中していて水産加工業の「加ト吉」の企業城下町になっている。そこから財田川の南岸沿いに東へ進むと風光明媚な財田川の風景を眺めるようにポツポツと旅館が並んでいる。市街地の中ほど、三架橋近くには本瓦屋根の重厚な豪商建築が残っていて三豊平野の商業中心だったことを物語っている。

旧市街の中心部はJR予讃本線観音寺駅から離れた三架橋近くにある。
連続した古い町並みはみられないが、本瓦屋根の重厚かつ規模の大きな豪商建築が残っている。
本瓦の重厚な商家の前の道を西へ(港へ)進む。
断続的に古い建物が残る。
財田川沿いのかつての旅館街。(左、下)
煉瓦倉庫が残っていた。

西の港へ近づいていくと水産加工工場が建ち並ぶ町になる。中でも加ト吉の工場が多く見られる。観音寺は株式会社加ト吉の企業城下町でもある。
加ト吉は昭和31年(1956年)に設立された会社で、観音寺に本社を置く。社名は創業者の「加藤吉次郎」から取られており、CMソングで有名。
港近くの町並み。
参考資料 リンク
観音寺市

参考文献