大籠 潜伏キリシタンとたたら製鉄で開拓された集落

岩手県
一関市
藤沢町
大籠
大平





交通




大籠





2018.06.30
大籠は、江戸期から明治22年にかけての村名で、現在は岩手県最南端に位置し、一関市藤沢町に属す。かつては、仙台藩領であった。寛永16年フランシスコ・バラヤスと半三郎がこの地に切支丹布教の拠点があると自白している。また、享保5年の「転切支丹類族一季二季本帳」は当地に転切支丹が居ると伝えている。製鉄は、天正年間以降、?屋八人衆によって行われる。八人衆の?屋経営は、藩から指示を受けて荒鉄えお生産する請負製鉄であった。
潜伏キリシタンとたたら製鉄との関係は、藩の政策により必然性があった。現在、大籠地区の随所には、潜伏キリシタンに関する遺跡が数多く残っている。大籠川と沢内川との合流地点にある大平集落には、茅葺民家が多く残っており、歴史的景観を呈している。
大籠キリシタン殉教公園にある資料館には、大籠地区内の潜伏キリシタンに関する歴史を知ることができる。
大籠地区内にある旧星家住宅には、小屋裏に「隠れ礼拝堂」があった。
大籠キリシタン殉教公園
大籠大平の町並み
大籠大平の町並み
大籠大平の町並み
大籠大平の町並み
大籠大平の町並み
腰屋根も草葺き
大籠大平の町並み
大籠大平の町並み
門は屋根が落とされ居室化している。
大籠大平の町並み
上の画像の門だが、入口の意匠が珍しい。
大籠大平の町並み
大籠大平の町並み
大籠大平の町並み
小屋は木造で、柱をたくさん並べた壁構造のようになっている。
屋根材は、この地域でポピュラーだったスレート
大籠大平の町並み
スレート屋根
大籠大平の町並み
スレート屋根
大籠大平の町並み
スレート屋根
ハシバ首塚
処刑場の首をさらし首にした場所。
参考資料 リンク
一関市

参考文献