名舟 奥能登の外海に面する御陣乗太鼓の里

石川県
輪島市
名舟町
南志見町





交通






名舟


南志見





2010.12.24
輪島から東へ行くと有名な千枚田があり、やがて日本海の海岸性に沿った名舟という集落がある。能登半島の漁村は雪国らしく下見板張りで、海際の景観が特に印象的である。
また、ここは夏に開かれる名舟大祭の「御陣乗太鼓」が有名である。天正5年(1577年)、上杉謙信の能登攻略のとき、古老の一計で奇妙な面をつけ、陣太鼓を打ち鳴らし上杉軍に奇襲をかけ敗走させたのが始まりとされる。御陣太鼓の伝承は地元に生まれたものにしか資格がないという。

名舟集落は、海岸線に沿った場所と背後の丘の上の場所からなる。切妻平入で棟を海岸線に沿わせて並んでいる。中には切り石を密実に積んだ屋敷があり、丘の上に登る道では板壁に挟まれ荒れた日本海を臨む。
隣の南志見里町は海岸線から内陸への街道を分岐する位置にある町。古くは製塩で栄えたという。

名舟海岸と板壁の集落

集落内の海岸線に平行した道
切石を密実に積んだ石塀。端部の角が跳ね上がった意匠が面白い。(左) 
名舟集落
名舟集落
名舟集落
丘上の集落に上る道
 

丘上の集落に登る道
名舟集落
丘上の家並み
名舟集落
丘上の家並み
名舟集落
丘上から下を見る
南志見里町の町並み
南志見中学校の校舎
参考資料 リンク
輪島市

参考文献