舳倉島 | 能登半島沖に浮かぶ日本海の絶海の孤島 | |
石川県 輪島市 海士町 交通 輪島港より旅客船利用 舳倉島 2001.10.14 2020.08.09 |
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能登半島の北端・輪島市の北海上約48kmに位置する。長卵形で海抜12mの平坦な島。厳しい自然の影響を受け、断崖が連なり複雑な入江をつくり出している。また、島は対馬暖流の影響下にあって好漁場であることから、海女を中心に輪島市内から季節的な島渡りの歴史は古く、「万葉集」には「沖つ御神」「沖つ島」としてアワビをとる珠洲の海女のことが詠まれている。島内からは、5世紀から8世紀にかけての当時の食糧となった魚介類や海洋性哺乳類の骨、祭祀に供されたとみられる牛骨などが出土している。また、式内社である奥津比盗_社からは青銅の海獣葡萄鏡発見され、抜海國との交渉を背景とする国家的祭祀場だった可能性が指摘されている。永禄年間(1558-70)筑前国宗像郡鐘ケ崎の海女ら12人が羽咋郡赤崎付近に漂着、その後輪島・光浦に移住し、天正年間(1573-92)加賀藩主前田利家の「のしあわび」を献上、舳倉島での漁業権を認められたと伝えられる。以来、漁業中心の生活が営まれ、海女漁によるアワビ・サザエ採取、ブリ・メバル・タイなどの刺網・一本釣が行われている。夏場の漁期には輪島市本土漁業者の渡島で人口は増加するが、冬季には十数人に減少するなど人口の変化が大きい。また、島全域が能登国立公園に指定されており、日本と大陸との間を渡る渡り鳥の大切な羽休めの島でもある。(「シマダス」参照) | ||
へぐら航路輪島港待合所 舳倉島は日本海に浮かぶ絶海の孤島。 航路は1日1便、舳倉島に留まっている4時間半を利用して歩く |
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舳倉島小岩地区 | ||
舳倉島小岩地区 (2001年撮影) |
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舳倉島小岩地区 18年ぶりに再訪したが変わっていない様子。 |
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舳倉島小岩地区 | ||
舳倉島小岩地区 短冊形の敷地に日本海のこの地方らしい切妻妻入の家々が並んでいる。 この集落は輪島市内の海士町に住む漁師の別宅なので、町名も同じ海士町、集落形態も似ている。 |
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舳倉島小岩地区 下見板張り総二階の家があった。 |
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舳倉島小岩地区 | ||
舳倉島小岩地区 屋根は黒色の桟瓦葺き。屋根の上に縄が置いてある。元々は漁のツールであろうが、屋根瓦が強風で飛ばないようにするためか。 |
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舳倉島小岩地区 | ||
浜辺の砂利の上に家が建つ | ||
舳倉島小岩地区 | ||
舳倉島西邑地区 | ||
舳倉島西邑地区 防波堤がなく海岸すれすれに家が建つ。 |
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舳倉島西邑地区 (2001年撮影) |
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舳倉島西邑地区 | ||
舳倉島北ズラ地区 | ||
舳倉島小岩地区にある小学校分校 | ||
舳倉島北ズラ地区 | ||
舳倉島北ズラ地区 | ||
島の北端にある恵比寿神社前の「ケルン」と呼ばれる石を積み上げた塔。漁の安全祈願をしたもので、これを崩すと不幸があるという。 | ||
恵比寿神社 | ||
参考資料 | リンク 輪島市 参考文献 「シマダス」日本離島センター |