下館 下館商人の名で知られる重厚な商家の町並み

茨城県
下館市




交通
JR水戸線下館駅下車徒歩





金井町


中貫





1999.11.07
2009.11.15
 下館の地名は、10世紀末、平将門の乱に備える館が設けられ、北方にあった上館、中館に対する館があったことに由来する。近世、水谷氏・石川氏などの城下町となり、鬼怒川水運を利用した交通の便を生かして江戸に出荷される「真岡木綿」の集散地として繁栄、近代に入って水戸線開通後は「下館商人」で知られる大きな商業地として成長した。近代はたび底や製菓などの工業が発達し、茨城県西部の行政経済の中心地となる。戦後は、市内に新しい工場を誘致し駅南地区に工業団地が造成された。
 古い町並みはすべてかつて江戸東京を形作っていた、黒漆喰の塗籠造り、土蔵造りの町家形式で、金井町や国道50号線沿いに見られる。また、稲荷町界隈は遊里としてにぎわい、高低差のある崖線をまたいだ料亭が建ち並んでいた(2009年時点では一軒のみ)。 
国道50号線沿いの町並み(上、左))
石蔵を使ったアパート?
金井町の中屋製菓
水戸線下館駅下車徒歩
大型の塗籠造りの商家
金井町の町並み

寄棟屋根の塗籠造り民家(左上)
洋風の医院建築(上)
モダンな時計店(左)
遊里だった稲荷町界隈の町並み
段差をまたぐ料亭旅館(上、左)


稲荷町界隈の町並み 
参考資料 リンク
筑西市

参考文献